
60歳を迎え、これまで歩いてきた時間を振り返ることが少しずつ増えてきました。
仕事、地域での活動、人との出会いや別れ。若い頃には見えなかったことが、今になって分かるようになった気もします。
「あわひ(間)」とは、単なる物理的な「あいだ」ではなく、時間の移り変わり、人と人との関係、感情の揺れ、その途中にあるもの。
このブログでは、これまでの経験から感じること、これからの時間に思うことを中心に、暮らし、人、老い、孤独、終活、仕事、地域活動などを綴ります。
何かの答えを示すのではなく、暮らしの中にある小さな「あわひ」の風景を、自分なりの言葉で残していく正木隆雄の雑記です。
休んでいい。ただ、下を向かない――これまでの仕事と人生を振り返って
高校時代、私はサッカー部に所属していました。決して上手な選手ではなかったですが、部員数が少ないので、2年生の夏以降にはレギュラーになっていました。ところが、ようやく試合に出られるようになったときに足を怪我し、大会に出られなくなりました。悔し...
2026.08.24
暮れなずむ人生の時間――昼と夜の「あわひ」に思うこと
「暮れなずむ」という言葉を聞くと、海援隊の「贈る言葉」を思い出す人も多いのではないでしょうか。私にとってこの言葉から浮かぶのは、夕方の駅です。仕事を終えた人たちが駅へ向かい、ホームには少し疲れた顔が並ぶ。駅前の飲み屋には赤ちょうちんが灯り始...
2026.08.232026.08.24
おひとりさまの終活で準備しておきたいこと
「終活」という言葉を聞くと、遺言書やお墓、葬儀のことを思い浮かべる方が多いかもしれません。けれども、おひとりさまの終活は、それだけではありません。むしろ大切なのは、亡くなった後のことよりも、その前にある長い時間です。70歳くらいになると、ま...
2026.08.142026.08.23
孤高と孤独のあいだ――「ひとりで平気」という言葉の内側
地域活動や相談会を続けていると、「近所付き合いは面倒だ」「一人のほうが気楽だ」「人の世話にはなりたくない」と話す高齢者によく会います。その言葉には、長い間、自分のことは自分で始末してきたという自負がにじみます。人に頼らず生きようとする姿勢は...
2026.08.122026.08.23
毎日が自由時間になったとき、何を頼りに生きるのか――林住期に考える老荘思想とニーチェ
定年退職した人から、ときどき「毎日が日曜日になった」という話を聞きます。現役時代には、これほど魅力的な言葉はなかったかもしれません。朝早く起きて満員電車に乗る必要もない。会議もなければ、締切もない。上司から何かを言われることもありません。と...
2026.08.112026.08.23
準備してから動く人、動きながら考える人――人生後半は、未完成の想いを口にしてみる
何か新しいことを始めようとするとき、人には大きく二つのタイプがあるように思います。一つは、情報を集め、計画を立て、必要なものをそろえ、ある程度成功の仮説が出来てから動く人です。もう一つは、とりあえずできるところから始めて、やりながら考える人...
2026.08.102026.08.23
定年後の地域デビューは、頑張りすぎないほうがいい――老荘思想から考える地域との付き合い方
定年を迎えた男性に、「これからは地域に出たほうがいい」と勧める話をよく耳にします。最近は50歳を超えたくらいの人の地域活動もチラホラ散見されるようになりました。会社一筋で働いてきた人ほど、退職すると人とのつながりが急に少なくなる。だから町内...
2026.08.062026.08.23
正しさを押しつけない|無駄に地域で争わないために
年齢を重ねると、経験が増えます。仕事で経験したこと、人付き合いの中で学んだこと、失敗して覚えたこと。若いころには分からなかったことも、少しずつ分かるようになります。それは、年齢を重ねることの大きな財産だと思います。ところが、その経験がときど...
2026.08.052026.08.23
手放すほど心は軽くなる|老子に学ぶ持ち物と人間関係の整理
年齢を重ねてくると、不思議なことに「増やすこと」よりも「減らすこと」に関心が向くようになってきました。若い頃は、何かを手に入れることが前に進むことだったように思います。仕事を覚える。資格を取る。収入を増やす。家を持つ。人脈を広げる。趣味の道...
2026.08.052026.08.23
もう頑張らくていい|老子の無為自然に学ぶシニア期の生き方
「もう頑張らなくていい」と言われても、私は、何もせずに静かに暮らすことがシニア期の理想だとは思いません。一方で、いつまでも目標を掲げ、成長や成果を求め続けることだけが、充実した生き方だとも思いません。人生の後半をどう生きるかを考えるとき、「...
2026.08.052026.08.23
こういう定年男性は地域デビューに失敗する
私は2003年から、定年退職者を中心に活動するNPOの理事をやってきました。25年近く定年後に地域へ出てくる男性を見ていると、実にいろいろな人がいます。会社員時代の経験をうまく地域活動に生かし、楽しそうに活動を続ける人がいる一方で、最初は意...
2026.08.022026.08.24
四住期という人生のゲームをクリアする方法
今の時代にインドの四住期の考え方をそのまま当てはめることはできないとしても、生き方のロールモデルとして読み替えて実行する人もいるようです。今回は家住期以降を、人生ゲームと考えるとどうなるかを考えてみたいと思います。家住期は自立ゲーム家住期は...
2026.04.192026.08.24
