銀行に相続の連絡をして、案内に沿って書類を集め始めた。ところが、「戸籍が足りない」「記入内容を訂正してほしい」と言われ、手続きが止まってしまった。
複数の銀行とのやり取りや、相続人の署名・押印を集める作業に疲れてしまうこともあります。
そのような場合は、まず「何が原因で止まっているのか」を整理しましょう。自分で始めた手続きでも、途中から専門家に相談し、残りの手続きを依頼することができます。
執筆:アレンジライフ行政書士事務所 行政書士 正木隆雄
銀行の相続手続きが止まる、よくある場面
戸籍を出したのに「足りない」と言われた
亡くなった方の現在の戸籍だけでは、相続人を確認するための資料が足りない場合があります。必要となる戸籍の範囲は、ご家族の関係や手続きの内容によって変わります。
不足と言われたら、やみくもに取り直すのではなく、「誰の、どの時期の戸籍が必要なのか」を銀行に確認しましょう。取得済みの戸籍と照らし合わせることで、追加で集めるものを整理できます。
相続届の書き方が分からず、差し戻された
銀行所定の相続届などには、記入する人、署名・押印する人、訂正の方法などの指定があります。また、遺言書や遺産分割協議書の有無によって、必要な書類が変わります。
差し戻された場合は、銀行からの付箋や案内文を残し、訂正箇所と訂正方法を確認してください。分からないまま書き直すと、再提出が必要になることがあります。
複数の銀行があり、書類の管理が追いつかない
金融機関ごとに書式や提出方法が異なるため、「どの銀行に何を送ったか」「何が返ってきていないか」が分からなくなることがあります。
銀行ごとに、必要書類・提出日・不足書類・原本の返却状況を一覧にすると整理しやすくなります。原本の返却方法や、法定相続情報一覧図の写しを利用できるかについても、各金融機関に確認しましょう。
相続人の書類が集まらない、対応する時間がない
相続人が離れて暮らしていると、必要な署名・押印や印鑑登録証明書を集めるだけでも時間がかかります。仕事や介護があり、銀行からの連絡に対応できずに止まってしまう場合もあります。
「誰から何を受け取る必要があるか」「何が未対応なのか」を整理し、取りまとめを一人で抱え込まない方法を考えましょう。
なお、書類を集める負担と、遺産の分け方について意見が対立している問題では、必要な対応が異なります。
まずは「手元の作業待ち」か「銀行の確認待ち」かを確かめましょう
書類を提出してから時間がかかっていても、必ずしも不備があるとは限りません。銀行側の確認が続いている場合もあります。
問い合わせる際は、次の3点を確認すると状況を把握しやすくなります。
- 提出した書類は受け付けられているか
- 追加の書類や訂正が必要か
- 今後の連絡や完了までの目安はどうなっているか
問い合わせた日と回答をメモしておくと、ご家族や依頼先にも状況を伝えやすくなります。
自分で始めた銀行の相続手続きも、途中から専門家に依頼できます
「ここまで自分で進めたので、最後までやらなければ」と無理をする必要はありません。
アレンジライフ行政書士事務所では、取得済みの戸籍や銀行からの案内を確認し、済んでいることと、これから必要なことを整理します。お手元の資料を確認したうえで、不足する戸籍の収集、書類の作成、銀行への手続きなど、ご依頼いただける範囲をご案内します。
集めた書類はそのままお持ちください。利用できるものを確認し、必要な追加取得や取り直しがあればご説明します。
遺産の分け方に争いがある場合などは、内容に応じて弁護士への相談をご案内します。
相談するときは、銀行から届いた案内をお持ちください
相談前に、すべての資料をそろえる必要はありません。お手元にあれば、次のものをご用意ください。
- 銀行から届いた手続き案内・相続届
- 差戻しや不足書類についての連絡文
- 取得済みの戸籍・印鑑登録証明書など
- 遺言書・遺産分割協議書の写し
- 手続き中の銀行名と、これまでのやり取りのメモ
「何が足りないのか分からない」という段階でも構いません。資料を見ながら、どこで止まっているのかを一緒に確認します。
埼玉県・東京都で、銀行の相続手続きにお困りの方へ
「書類を何度も出し直している」「複数の銀行への対応が負担になった」「残りの手続きを任せたい」。そのような場合は、現在の状況をお聞かせください。
銀行手続きに加え、ほかの相続財産や実家のことも気になる場合は、相続全体を含めてご相談いただけます。サービス内容や費用、相談方法は、こちらをご覧ください。
朝霞市・志木市・新座市・和光市の地域別のご案内は、以下のページにまとめています。
※必要書類や受付方法は、金融機関・取引内容・相続の状況によって異なります。実際の手続きは、各金融機関の最新の案内をご確認ください。
