ご家族が亡くなったあと、志木市役所でどんな手続きをすればよいのか分からず、不安になる方は少なくありません。
志木市には、死亡後に必要となる市役所内の手続きを案内してくれる「おくやみ窓口」があります。場所は市役所1階 総合窓口課で、予約制です。
おくやみ窓口担当 総合窓口課住民記録グループ
〒353-8501埼玉県志木市中宗岡1丁目1番1号
Tel:048-473-1495
ただし、ここで大切なのは、相続手続きそのものはおくやみ窓口の対象外という点です。志木市もそのように案内しています。
この記事では、志木市のおくやみ窓口でできること、できないこと、相続手続きとの違いを分かりやすくまとめます。
著者 行政書士 正木隆雄
志木市には「おくやみ窓口」がある
志木市では、大切な方を亡くされたご遺族の不安や負担を軽くするため、死亡後に必要となる市役所内の手続きをまとめて案内するおくやみ窓口を設けています。関連する手続きを1か所で進めやすくする、いわゆるワンストップ型の窓口です。
また、志木市は「死亡届出後の諸手続案内」も公表しており、死亡届のあとに必要となる主な手続きの担当窓口を確認できます。
おくやみ窓口でできること
市役所内で必要な手続きの案内を受けられる
おくやみ窓口では、亡くなった方に関係する市役所内の手続きについて、どの窓口で何をすればよいかを確認しやすくなっています。志木市の案内でも、死亡届の提出後に行う主な手続きの担当窓口がまとめられています。
予約してまとめて進めやすい
志木市のおくやみ窓口は予約制です。市の案内では、死亡届提出後、住民票や戸籍への反映に時間がかかるため、7~10日後を目安に予約するよう案内されています。
ご遺族の負担を減らしやすい
死亡後は、保険、年金、税、住民登録関係など、確認すべきことが多くなります。おくやみ窓口は、それらを整理しながら進めるための入口として役立ちます。
できないこと|相続手続きそのものは対象外
ここは特に重要です。
志木市は、相続手続きはおくやみ窓口の対象外であることを明記しています。
そのため、次のようなことは別に進める必要があります。
- 相続人の調査
- 遺産分割の話し合い
- 預貯金の相続手続き
- 不動産の名義変更
- 相続放棄の検討
- 相続税の確認
つまり、おくやみ窓口は市役所の死亡後手続きを整理する窓口であり、相続全体を代わりに進めてくれる窓口ではないということです。
不動産がある場合は早めの確認が大切
亡くなった方名義の土地や建物がある場合は、相続の中でも特に注意が必要です。志木市も、土地や建物を所有していた方が亡くなった場合には相続登記が必要であり、詳しくは法務局へ確認するよう案内しています。
相続登記を後回しにすると、相続人が増えて話がまとまりにくくなったり、売却や管理が進めにくくなったりすることがあります。市役所の手続きと相続の整理は別物として、早めに切り分けて考えることが大切です。これは市の案内を踏まえた一般的な整理です。
志木市のおくやみ窓口を利用する流れ
1.まず死亡届を提出する
死亡届は、死亡の事実を知った日を含めて7日以内に提出します。提出先は、本籍地、届出人の住所地、死亡地のいずれかの市区町村です。
2.死亡届出後の諸手続案内を確認する
志木市では、死亡届提出後に必要となる主な手続きをまとめた案内を用意しています。まずはこれを確認し、自分に関係する手続きを整理すると分かりやすいです。
3.おくやみ窓口を予約する
おくやみ窓口は予約制です。予約時には、来庁者の氏名、住所、続柄、電話番号などを確認する案内があります。
4.相続のことは別に整理する
相続手続き自体は対象外のため、必要に応じて法律相談や税務相談、法務局への確認、または相続に対応する専門家への相談を進めます。志木市も、相続については専門家による市民相談を案内しています。
こんなときは相続の相談も考えたい
次のような場合は、市役所での手続きだけでなく、相続の整理も早めに考えた方が安心です。
- 不動産がある
- 相続人が多い
- 兄弟姉妹や甥姪が相続人になる
- 疎遠な親族が関係する
- 預金や不動産の全体像が分からない
- 相続放棄を考える可能性がある
おくやみ窓口で市役所の手続きを進めつつ、相続の問題は別に整理していくと、全体の見通しが立てやすくなります。
まとめ
志木市役所には、死亡後の市役所内手続きをまとめて案内してくれるおくやみ窓口があります。
一方で、相続手続きそのものは対象外です。
そのため、まずはおくやみ窓口で市役所内の手続きを整理し、預貯金、不動産、遺産分割などの相続手続きは別に考えるのが分かりやすいやり方です。特に不動産がある場合は、早めに整理を始めることが大切です。
