隣の塀が越境している場合は(境界争いを防ぐ方法)

土地の境界線を確認したら、隣の塀が自分の土地に越境していた。またはその逆に自分の塀が隣に越境していた。よくあることです。

今すぐ塀を壊して作り直せといいたいところですが、費用がかかることですから難しい。でも境界線からの越境をそのままにしておくと、時効により土地の所有権を主張されてしまう危険性があります。そんな時には、お互いに取り決めをして書面にしておくことが大切です。一般的には「越境に関する覚書」という書類を作成し署名捺印してお互いに保管しておきます。

このときに重要なことは、その代でケリをつけておくことです。親の不動産を相続してから子供たちが発見した場合、最悪、隣の人は越境を認めず境界線を変更する主張をしてきます。死人に口無、生前に死んだ親と越境はしていないと話をしていたなんてことも。中には、生前に境界杭を移設して越境するようにしてしまった、なんて言い出す例もあります。

逆に自分の塀が越境している場合も、相手から文句を言われないように書類にしておかないと、代が変わった瞬間に境界争いに発展する場合あります。

建物が境界線から越境している場合もありますし、地中の配管が境界線から越境している場合もあります。それぞれ書類を作成する必要があります。

境界争いに発展すると、時間とお金ばかりかかってしまい大変ですので、早めに土地測量と越境の確認をしておくことは土地所有者であれば必須事項です。

相続税対策ばかりが声高に言われますが、境界争いなど、不動産トラブルの芽を摘んでおくことも不動産相続対策には必要なことです。